水難事故では「救助者側の7割以上」が犠牲になっています。




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管理人の上村です。

 

僕は以前、川で溺れた事があります。

その時は釣りではなく泳ぐ事を目的に、友人同士で川で水着を着用して遊んでいました。

僕自身泳ぎはわりと得意な方でしたが、友人の中には泳ぎがあまり得意でない人もいました。

遊び始めてしばらくは浅瀬で楽しみ水に慣れてきた頃合いで、一部に3mほどの深場がある場所に移動した。

浅瀬で見ていたところ、思っていたよりもその友人は泳げていたので少し安心はしたが、それでも僕はちゃんと身構えていた。

僕は一足先にその深場の上を通り、反対側の浅瀬まで辿り着いた。

深場と言ってもほんの一部なので、泳ぎが苦手な友人でもさきほどと同様の泳ぎをすればすぐに通過出来る程だった。

しかし足が着くという安心感がなくなったからか、友人は深場に差し掛かってすぐにパニック状態に陥り溺れてしまった。

僕はそうなる事はある程度想定し身構えていた為、わりと冷静にその友人のところまで泳いでいった。

しかしいざ友人のところまでたどり着くと、パニック状態で手足をばたつかせている相手にどう対処していいのかが分からなかった。

僕はとっさに友人に呼吸をさせようと下に潜り、友人を上に持ち上げようと試みた。

友人を持ち上げてみたはいいが、その間僕は息の出来ない水中で踏ん張っているので、とてもとても苦しい。

そうこうしていると僕も徐々にパニック状態に陥り、もはやどっちに向かえば浅瀬なのかも分からなくなっていた。

浅瀬で呼んでいる他の友人達の声を頼りになんとか助かる事が出来たが、大量の水を飲み、呼吸もギリギリの状態であった。

もしあの時、水着ではなく衣服を着用していたら、友人があれ以上にパニックに陥っていたら、と考えると正直僕では助けられなかったと思う。

 

ここまで長文となりましたが、注意点や対策を述べるだけでは危険性が伝わりづらい事もありますので、体験を元に書かせていただきました。

水着で、ほんの一部の深場で、さらには身構えをしていた上でこのような状態に陥りました。

 

水難事故の危険性に続いて、次は落水時の対処方法を紹介致します。

まずは落水しない事が一番大事ですが、今回はあくまで落水してしまった時の対処方法となります。

※下記は現役消防士の方にお聞きした対処法を元にしております

 

もし自分自身が落水してしまったら。

 

以下が主な対処方法となります。

 

・パニックにならない

・無理に服を脱がない

・大の字になって仰向けで浮く

 

また水深に関してですが、腰の高さ程度の水深でも足を滑らせ溺れる危険性が充分にあります。

ウェダーなどで釣りを楽しんでいる方も注意が必要です。

続いて、友人や自分以外の人が落水した時の対策を紹介致します。

 

自分以外の人が落水してしまったら。

 

以下が主な対処方法となります。

 

・入水せずに救助する方法をまず考える

・浮く物、掴まれる物(クーラーボックスやロープ、ライフジャケットなど)を落水者に渡す

・周りに人がいる場合は手分けして対策をとる(救急連絡など)

 

 

以上が自分自身が落水してしまった時、自分以外の人が落水してしまった時の主な対処方法となります。

正直どれもとっさの判断では難しいと思います。

ましてや落水などは思いがけず急に起こるものです。

ただ危険性と対処方法を知っているのと知らないのとでは、いざという時に大きな差となります。

水辺で遊ぶ立場である以上、自分の為にも、自分以外の人の為にも知っておくべき事だと思います。

 

また最後になりますが、現在ほとんどの釣り場ではライフジャケットの着用は義務付けられておりません。

着用はあくまで自己判断です。

しかしライフジェケットを身につけていれば、いざという時に自分の身はもちろん、友人や他の釣り人の身を守る事もあるかもしれません。

現在様々なタイプのライフジャケットが販売されていますので、お持ちでない方は一度探してみるのもいいかもしれません。

入り口として手頃かつ手軽なベルトタイプを貼っておきます。

 

以上、管理人の上村でした。

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