元は懐中時計の製造会社だった!? 〜アブ・ガルシアの歴史〜




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管理人の上村です!

 

突然ですが皆さん、「アブ・ガルシア」のリールってお持ちですか?

 

僕は十数年前の学生だった頃に、アブ・ガルシアのデザインに強く惹かれ「Ambassadeur 5000C」を購入しました。

 

購入してデザインにはかなり満足したものの、冷静になって考えてみれば当時の僕はほとんどベイトリールを使った事がなく、また使う必要性も分からなかった為、ほどなくして憧れのアブ・ガルシアのリールは観賞用となった。

 

それから時が経つ事十数年・・・

 

使わずに放置されていた「Ambassadeur 5000C」にふと目がいった。

 

 

「そろそろなんじゃないの?」

 

 

彼からそんな声が聞こえた気がした。

 

僕はおもむろに空いていたロッドに彼を乗せ、ガイドにラインを通していった。

十数年前から変わらずにそこにいたラインも、どこか嬉しそうにガイドをすり抜けていく。

 

糸先にスナップを介さずに直接ルアーを結び付けた。

僕はよほど特別な時でない限りは、基本的にスナップを付ける道楽者だ。

 

「時は来た。それだけだ。」

 

橋本真也の名言が頭をよぎったと同時に準備は整った。

 

スピニングリールのみを酷使していた十数年前の僕とはもう違う。

僕はロッドを大きくしならせ思い切り振り抜いた。

 

「ジュン!ボチョンッ!」

 

まるで駄目だった。

蝶野が笑った。

僕も笑った。

とまあ原因はもちろん長年のメンテナンス不足とラインの劣化(十数年前から巻きっぱなしだった500円の格安ライン)によるものなんですが、正直ガクッとしました。笑

その後友人にメンテナンスを依頼し中を確認してもらったところ、中身はほぼ新品だが、オイルもグリスも全くなかったとの事でした。笑

 

ところで先日、Facebookにてアブ・ガルシアについての投稿をしたところ、今まで強い憧れはあったけどアブ・ガルシアの歴史については正直何も知らない事に気が付きました。(石井様ありがとうございます!)


そこで今回は軽くアブ・ガルシアの歴史について紹介させていただきます。

友人に披露する豆知識として役に立つかもしれません。笑

ではいざ!

 

〜1921年〜

スウェーデンにて懐中時計と電話度数計の製造会社「AB Urfabriken社」として創業

ちなみに「AB」は創業者名の頭文字から、「Urfabriken」は時計工場を意味するらしく、さらに社名の頭3文字「AB Urfabriken」を抜き取り、「ABU」といつしか略されるようになった。

 

〜1941年〜

創業者の死去を機に釣り好きの息子へ事業の引き継ぎがあり、同社初のベイトリール「Record」の販売を開始

 

〜1952年〜

アブの看板商品である「大使」を意味する「AMBASSADEUR」シリーズの最初期モデル「No.5000」が発売

 

〜1954年〜

ガルシア社がアンバサダーの全米での販売権を取得。

 

〜1983年〜

ガルシア社倒産に伴い、アメリカでの販路確保のためにガルシア社を吸収合併し正式に「アブ・ガルシア社」となる

 

〜1995年〜

ピュアフィッシングに買収される

とまあ軽く調べてみたのですがこんな感じみたいですね。

「AB Urfabriken社」の創業からカウントすると、もうじき100年が経とうとしてるくらい歴史が長いブランドなんですね。

ちなみに現在日本では「ピュア・フィッシング・ジャパン」が国内販売を行っているそうです。

あとエンブレムに関してはご存知の方も多いと思いますが、こちら「スウェーデン王室御用達」のマークなんですが、このエンブレムがなんといっても格好いいですよね!

 

以上、本日は「アブ・ガルシア」の歴史について紹介させていただきました!

本記事ではあまり踏み込んだ内容や画像などはご紹介出来ませんでしたが、この記事で「アブ・ガルシア」に興味を持たれた方は是非独自に調べていただく事をおすすめします!

歴史が長いのでまだまだ面白い発見があると思いますので!

では、本日も拝読ありがとうございました!

 

以上、管理人の上村でした!

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